玄関ドアの断熱性能
玄関ドアにも『断熱効果』があるのをご存知ですか?
断熱性の高いドアを選べば、熱の出入りを抑えられるので、冷暖房の効率も上がり省エネに!
今回は窓の断熱性についてお話しさせていただきます。
断熱性とは?
断熱性とは、屋外と室内の熱の出入りを遮る性能のこと。
住まいの中で最も熱が逃げやすいのは、玄関や窓などの開口部。開口部を断熱化することで、夏は冷房の削減、冬は暖房の効きが良なります。
年間を通して居心地の良い空間に保つには、ドアの断熱性を高めることが重要です。
断熱ドアにするメリット
メリットその1: ヒートショック(温度差)の軽減
窓はもちろん、玄関の断熱性能を高めることで、冬の屋外の冷たい空気や夏の日射熱が屋内に伝わりにくくなります。
玄関の断熱は、冷暖房設備のある部屋と浴室やトイレに影響を与える玄関・廊下との温度差を抑え、急激な温度変化によるヒートショックの軽減にも役立ちます。
メリットその2: 結露を抑制
断熱性の高いドアは外気の影響を受けにくいため、室内の気温と室内側の温度差を少なくします。
これにより、温度差によって発生する結露を抑制し、湿気による住まいの劣化も防ぎます。
メリットその3: 冷暖房費の削減
住まい全体の断熱性能を向上させることで、住まいから逃げる熱を大幅に抑えることができます。
またエアコンの使用回数が減ることで冷暖房費の節約、消費エネルギーやCO2の効果的な削減にもつながります。
各メーカーから出ている断熱仕様
断熱の仕様にも実は種類があり、比較的温暖な地域にピッタリの「D4/K4仕様」、寒冷地域に向いている「D2/K2仕様」、そして極寒地域向けLIXILが出している「高断熱仕様」の3段階に分類されます。
素材による断熱の違い
玄関ドアの素材は大きく分けて『木製』と『アルミ製』の2種類に分類できます。
木製ドアとアルミ製ドアは断熱性に大きな違いがあります。
木製ドアはある程度の断熱性を期待できる一方、アルミ製のドアは外気の影響を受けやすく断熱性が低いため、室内の温度にも大きな影響を受けてしまいます。
断熱仕様のドアなら木製・アルミ製のどちらを選んでも断熱面に問題はありません。
まとめ
玄関の断熱性能を高めることは、快適で経済的な住環境につながります。
電気代が高騰している今、少しでも電気代を抑えるために玄関ドアを変えてみるのもオススメです!